医療用ウィッグの試着はインターネット、お電話一本でご自宅にお届けできる!

機能性のいいウィッグは社会復帰を早めてくれる

脱毛してウィッグを被るという現実になったとき、『頭のほうに他人の視線がいって、見られたってかまわない』、あるいは『隠して暮らすのはイヤだから最初からカミングアウトしている』などと、開き直っている人のほうが回復・社会復帰が早いという話を担当の医師から聞いたことがあります。

担当医はさらに、『ウィッグは似合うか似合わないかを気にするよりは、フィット感や機能の充実を大事にして選んでください』とも言っていました。

多くの患者さんをみてきた医師の言葉だと思うと、そのアドバイスはとても貴重で、2年以上前の短い対話ではありましたが、私の中にはいまだにクッキリと残っています。

医師が語ってくれたポイント

  • 隠す意識をもっていると、行動が消極的になり、リハビリ意欲が薄れて社会復帰が遅くなる。
  • できれば周囲に自分の状況をカミングアウトしておいて、ウィッグであることを知ってもらっておくと気持ちも行動も楽になる。
  • 医療用ウィッグを購入するときは試着の時点でしっかりフィット感を確かめておくこと。見た目のきれいさより大事。
  • 試着したら、裏側(内部)をしっかりチェックして、通気性や滑り止めの工夫が細かくなされているか、軽く引っ張ったり触ってみたりして確認しておくこと。

見た目はアレンジを終えてからでないとわからない

現代では試着無料が当たり前になりましたが、たとえば通販で送ってもらってアレンジをお願いすると、その時点で購入が前提になってしまうメーカーの製品がたくさんあります。その点も十分に確認しておきましょう。

試着無料、アレンジ(カット、ウエーブ、ボリューム調整)無料、返品無料をうたっているメーカーを前提に選んでからオーダーすべきです。私が使っている「シルフィ」というウィッグは、最初に製品を送ってくれる段階で、2つのモデルをセレクトできます。製品選びを1つに絞り込まなくていいぶん、ストレスがありません。

製品が到着したら、まず両方を試着して鏡でだいたいのマッチング感覚を確認し、あとは裏側のチェックに入ります。この時点ではアレンジされていない初期の状態なので、見た目を気にしてもあまり意味がありません。

フィット感、通気性、軽さ、工夫のポイントをチェックし終えたら、好きなほうを選んでオーダーします。もちろん2つとも購入しても、どちらか1つでも、両方とも返品してしまってもOKです。写真などを添えてアレンジ依頼しておくと、出来上がってきたときのイメージのズレがありません。