アピアランスケアとは、外見にこだわってプロが総合的なケアを行い、患者や家族の不安を払拭し元気を取り戻すこと。私たちはがん治療などで闘病生活に入ってしまうと、女性が美しく生きることや普通に生活することが罪であるかのような錯覚に陥ってしまいます。
病人なのだから安静第一、無理をしない、医者の言うことを良く聞いて、処方薬の飲み忘れがないように~。さらに紫外線の強い日は外出禁止、化粧してきれいになる日常よりも、体調不良を起こさない元気な1日が理想なのだからと、何となく後ろ向きな日常が当たり前になっていませんか?
ところが最近の医学では、紫外線の中には人間を元気にする光の要素が含まれていて、カラダの生育を早める、アンチエイジングに良いとの結果も報告されています。そのためか医者も、紫外線が強い日の散歩について否定しなくなりました。1日のうち昼間の15分程度は日傘なしで散歩してもいいそうです。
ところで散歩時の医療用ウィッグについて、試着から今日までのあいだで困ったことはないでしょうか。ウィッグを購入したときはぴったりフィットしていたのに、最近では緩くなってズレやすくなったとか、ウィッグの内部に嫌な匂いがこもるようになったなどです。それはスキンケアとストレスが関係しています。
女性はとくに見た目の自分に神経を配り、そのいつも通りの美しさに納得できて安堵感を覚えます。日常的なリラックス状態に入って、わりと長い間、その状態がつづくのだそうです。ところが、たとえば汗をかく、髪の毛がまた脱毛した、頭皮がかゆいなどの状態が重なるとイライラがリラックス状態を破壊してしまいます。
ストレスは匂いのキツイ悪臭と一緒に汗になって流れますから、ウィッグの中にこれまでとは違う悪臭がこもるようになるのも無理はありません。そんなときは、購入したウィッグメーカーに問い合わせをして修理修繕をしてもらい、再度試着の段階からやり直すようにしましょう。
購入したウィッグの基本(軽さ、通気性、ズレ防止機能、アジャスター、耳はね防止)に問題がない医療用ウィッグであれば、製品購入時の状態に戻るはずです。通気性が良く軽いウィッグなら、寝るとき以外着用していても圧迫感を感じることはないはず。通気性の良さで、地肌のスキンケアも保たれます。