医療用のウィッグの試着、していないのと同じって!?
普通のウィッグの試着をしていたときは簡単だったのに、医療用のウィッグの試着は、どうしてこんなにうまくいかないのか不思議。店舗に行って試着したときはぴったりフィットしていたのに~。医療用ウィッグを使っているみなさんは、こんな経験をしたこと、ありませんか?もしかしてそのウィッグを、違和感をもったまま着用しつづけているのではありませんか?
試着がうまくいくとか、試着して確かめたはずなのにうまくいかないというのには、2つの側面からの間違いがあります。1つは、「店頭で試着したのを試着だと勘違いしていること」。2つめは、「その医療用のウィッグ自体の製品性に問題があること」です。お店に行って店頭で試着したとき、店員さんに手伝ってもらったりしましたか?そうだとすると、そこにも問題があります。
- 試着とはもともと1人で着脱を行なう日常を想定して行なうものなので、着脱に店員の手を借りるのは間違い。少なくても2回目の試着を自分1人で行なうべき。
- ファッション用のウィッグは似合うか、イメチェンできるかがポイント。そんな気持ちで品選びするから、正しい試着などほとんどの女性ができていない。
- 医療用ウィッグでいう試着とは、“リハビリ対応できるウィッグか”にある。つまり実際に家に持ち帰って運動や散歩に使ってみなければ快適さはわからない。
- ウィッグの着脱に時間がかかったり手間がかかったりするのは、ウィッグの製品性(品質・性能・機能)に問題あり。後々を考えると購入しないほうが良い。
- 試着時は、ウィッグのフィット感、ズレ防止機能、ベースの素材・違和感、軽さなどを確かめる。座ったまま頭に被っただけでは判定不可能。
医療用ウィッグの試着では、何をチェックすべきなのか
医療用ウィッグの試着を軽く考えている人が多いですが、このプロセスを被っただけで済ませてしまうのは素通りしたのと同じ。医療用にはチェックポイントがたくさんあるので、店頭で「いい感じですね」、「お似合いですよ」という感じの軽いやりとりで済ませてしまったとしたら、試着(心構え)にも製品選びにも失敗しているはずです。
試着時のチェックポイント18
- ウィッグを被ったときのフィット感(第一印象)はどうか。
- 着けるのは簡単だったか。脱いだとき製品の復元性は良かったか。
- ウィッグは軽いか。長時間(10時間以上)着けても重さを感じないか。
- 散歩に出たり買物に行ったりしても、ズレなかったか。
- リハビリ(強めの運動)に使ってみて、汗やムレ、ズレはどの程度だったか。
- ウィッグのベース(人工肌)の乾きはどうか。運動後はビッショリか。
- 通気性はいいか悪いか。
- 荒く乱暴に扱ってしまうこともある。ウィッグの復元性は良いか。
- ウィッグの頭頂部をみて、つむじの出来はいいか。自然な感じか。
- ウィッグの髪全体にふんわり感や立体感はあるか。
- ウィッグだとバレることを気にしないですむレベルの出来映えか。
- 1日の着用が終わったあとの乾き具合はどうか。
- 手入れは簡単か、日常は陰干しでOKか。
- 翌日に悪臭が残ったり、湿り気が抜けていなかったりしないか。
- 耐久性などは良さそうか。保証付か。
- メンテナンス対応(具体的な項目、有償無償)のメニューは明確か。
- ウィッグのクオリティと機能に対し、コスパは納得できる範囲か。
- 購入決定時のアレンジ(カール・カット他)は無料か。