頭頂部など部分的な薄毛をカバーする製品や、全体をすっぽり覆ってしまうものなど、ウィッグにもいろいろな種類があります。加齢性の薄毛は全体に薄くなっていくものが多く、女性は男性のように、額の生え際が禿げ上がったりするような症状は少なく、全体に薄くなっていくのが一般的だそうです。
加齢性のもの、事故による障害の影響、抗がん剤治療による脱毛など原因もさまざまですが、私の知る限りでは、いまだに普通のウィッグで我慢をして薄毛をカバーしている人が意外と多いようです。
みなさんは「医療用ウィッグ」というジャンルの製品があるのをご存じでしょうか。医療用という名前が付いていることから、多くの人は「病院でお世話になっている人が着用するもの」と勘違いしているようですが、決してそのようなことはありません。医療用は通気性が良く汗がこもりにくい、ズレ防止のための特殊なネット構造がある、髪の量の変化にあわせてサイズ調整ができる、普通のウィッグとは違うベース素材のため非常に軽いといった数々の特徴を備えています。
これらは抗がん剤治療などで闘病中の女性のために開発されたものですが、闘病中でない普段使いのウィッグとして十分に機能してくれます。医療用とはいえ、用途を限定したものではありません。
医療用のウィッグは機能性がしっかり保たれているので、人前でズレてしまったり、歩いているだけで蒸れてしまったりすることがなく衛生的。また試着後に調整してくれるので、一目でウィッグと分かってしまうような不自然さがありません。
しかも私がネット上で見つけたアンベリールのシルフィという医療用ウィッグには、「自宅での無料試着」、「試着後の返却送料も無料」、カールなどの「アレンジ自由」という3つの条件が揃っていて、とてもビックリしました。通販なのに自宅で無料試着ができるというメーカーはそれほど多くありません。
しかも、自分で気が済むまで何度も試着して過ごしていたため、製品が届いてから2週間近くが経っていたのに、メーカーからの催促やお伺いといった連絡は一切ありませんでした。おかげで家族にも感想を聞くなど、納得するまでの時間がたっぷり取れました。
価格は3万円を切るものなど3種類のグレードがあり、おサイフとの相談もしやすいです。実は私自身は、抗がん剤治療などは受けておらず病院とは無縁の人間です。普通のウィッグを着用して、これまで散々苦労し不満を抱いてきました。医療用だから普通には使えないというのではなく、医療用だからこそ機能性や品質、衛生面もハイレベル、自宅で気づかいなく試着できるようになっているのだと私は実感しています。その利点は一般用のウィッグを超越します。みなさんもお試しになってみてください。