店舗販売の試着で良くあるのは、「その場ではきちんと試着したはずなのに、ヘアスタイルのカットやカールなど、アレンジを終えて手元に届いた製品を改めて被ってみたら、違和感があった」というものです。
対面式で担当者に説明を聞きながらの試着なので、それほど大きな行き違いはないと思いますが、当時の様子を良く思い出して、試着のあり方に問題はなかったかをチェックし直してみましょう。
ザックリとしたチェックポイントですが、出来上がったウィッグを手にして被ったときに確認して欲しいのは、上記の「5つのポイント」です。“違和感がある”と思う抽象的な感覚でなく、どこがおかしいのか具体化しましょう。
サイズにはSMLの3種類がありますが、もしも試着したときの頭のサイズと今のサイズが、脱毛によって小さくなっていたら、被っても緩い感じがあります。アジャスターを強めに絞めて調整してください。
ウィッグのアレンジをお願いするとき、「それまでの自分のヘアスタイルに近づけてもらう」というオーダーの仕方と、「どうせならイメージチェンジを兼ねて、これまでの自分とは違うものを」とする2通りがあります。
アレンジとはいえ、それまでの自分と寸分違わないウィッグを再現するのは不可能なので、技術者は極力近づけるよう努力します。注文時に遠慮があったり、抽象的だったりするとお互いの把握に違いが生じます。
またイメージチェンジだからといってあまりに極端なアレンジを依頼すると、店舗での試着と自宅とでは、また違った感覚が生まれます。アレンジを失敗させないコツは、「少し地味かな」と思う程度でいいのです。
店舗販売のサロンでは試着時間が短く、どちらかというと機能性より見た目で判断してしまう人が多くいます。医療用ウィッグは、リハビリをともなうものですから、大切なのは機能面を重視した試着を行なうことです。
試着やオーダーの仕方を振り返りつつ、可能であれば再度調製してもらいましょう。