医療用ウィッグの試着はインターネット、お電話一本でご自宅にお届けできる!

医療用ウィッグ選びは試着が絶対条件

衣料品や靴など、通販で購入する多くのものは試着ができるようになってきましたが、通販で売られているウィッグは、いまだに試着ができない製品が多くあります。

返品が気軽に行えるものならいいかも知れませんが、医療用ウィッグのように特別な機能性・衛生面の確保が必要なものは、検索に苦労しても、「試着OK」のウィッグを絶対条件にすべきです。

このようなことを言うのは、たとえば同じ滑り止め機能でも、役に立たない滑り止めもあれば、頑丈にできている滑り止めもあり、メーカーによって品質にバラツキがあるからです。

私が過去に購入した医療用ウィッグは、購入から半年もしないうちに、滑り止めの部材そのものが剥がれ取れてしまいました。試着はできない製品でしたが、事情があって急いでいたので安易に選んでしまったのです。

試着が前提の購入時の心得&さらなる条件

  • 医療用のウィッグは、購入後半年以上が経過しないとホントの品質はわからない。
  • みせかけの機能性や設え(しつらえ)があり、見ただけでは判断できない。
  • 粗悪な製品のメーカーは、返品・返金がたいへん。ハードルが高い。
  • 試着OKでも、催促が頻繁に入るところはNG。条件付きの試着もNG。
  • 室内での試着、外出、運動・リハビリなど、必ず一通りの試着をすること。
  • 返品や返金に応じてくれるメーカーを選択すること。

信頼できるメーカーとは一生のお付き合いで

試着がOKなウィッグでも、実際にはそうでもない製品があります。もっとも多くあるのは、製品が自宅に届いて3~4日すると、メーカーから催促の電話が入るパターンです。「商品はお手元に届きましたか?」、「試着はお済みですか?」、「微調整や髪のアレンジは無料ですのでお早めにご連絡を」。こんなことがプレッシャーになって、本当は体調が悪くろくに試着もできていないのに買ってしまった経験もあります。

また、担当者(コーディネーター)と称する人が、直接やってきて自宅に上がり込まれたこともあります。非常に高額なウィッグで、「試着して汚されないように、その場で購入を決意させたい」というメーカーの本音が透けて見えるようでした。

医療用ウィッグは、機能性が良くて品質はハイレベル、さらにメンテナンスやサポート体制もきめが細かい~。

ウィッグの購入や利用に慣れてくると、消費者・買う側である私たちの気も緩んで、「たまには違うメーカーの違う製品で」などと、小さな冒険をしてみたくなります。けれども外れクジを引いてしまったときのショックと憤りは想像以上に大きいものです。

一度、気に入ったメーカーに出会ったら、浮気をせずにそのメーカー一筋に決めて愛用しましょう。そのことも失敗しない大事なポイントです。