医療用ウィッグはカタログを見てデザインだけで決めてはいけません。なぜなら普通のウィッグと違って、髪の毛や頭皮に障害がある場合のウィッグには、軽さ、通気性、肌触りなどが非常に大事になるからです。したがって前もってそれらの点を確かめないといけません。
それには試着が必要になります。でもネット通販でもそれは可能なのでしょうか。その点は心配ありません。今では医療用ウィッグは自宅にいながら簡単に試着ができるようになっています。申込はネットでも電話でも簡単にできます。
でも試着には時間がかかるのでは？、と思う方もいるかもしれませんが、その点も心配には及びません。今では、たいていのところが申込の翌日に試着品を届けてくれます。ネットのサイトには様々なデザインのウィッグの写真が出ていますから、気に入ったデザインのものを選んで、試着を申し込んでみてはいかがでしょうか。もちろん試着にはお金かかりません。
ウィッグが届いたら早速試着してみましょう。医療用ウィッグの試着でチェックするポイントは、サイズ、軽さ、通気性、肌触り、それにデザインなどです。この中で特に気をつけたいのはサイズです。と申しますのは、ウィッグを長期間使用していると、髪の毛の状態が次第に変化してくる可能性があるからです。
つまり、脱毛が徐々に進んでいくと、当然のことですが髪の毛の量は減少していきます。そんなときでもきっちりフィットするサイズでないといけないからです。つまり減少した髪の毛に合わせて、ウィッグのサイズを変えなければいけません。したがって後からサイズを変えることがどうかを確認しておく必要があるのです。
次のチェックポイントは軽さです。医療用ウィッグはこの点が特に大事です。なぜなら脱毛などの髪の毛の障害は、往々にして頭皮もデリケートになっていますから、ウィッグが重いと悪影響を与えかねないからです。したがって軽さが極めて大事なのです。その他にも、髪の毛に悪影響を与えないように通気性や肌触りも大事なチェックポイントです。女性がウィッグを選ぶ際は、医療用といえども、毛の長さ、カールの状態、色合い、ボリューム感など、デザインを重視しがちになるものですが、医療用の場合は普通のウィッグと違うのですから、髪の毛に悪影響を与えないものを選ばなければいけません。なお、髪のデザインについては、長さ、カール、ボリュームなどについては、調整してくれるサービスがついていることが多いようです。試着がすむと購入か返却になりますが、いずれの場合も電話するだけでＯＫです。